学習全般について アンケートにお答えします
◆字が乱雑なのですが
もともと乱雑な字しか書けないのか、本当はきれいに書けるのに時間を気にするあまり乱雑になるのか、それぞれ対応は違います。頭の中に答えがどんどん出てきて手の方が追い着かないため汚くなる例もあります。その子の手・筆圧に合う筆記用具を選んであげるのも大切です。
◆前に学習したことを覚えているのか気になる
英語のページで「忘却曲線」の例を書きましたが、前にやったことを忘れながら
くり返し覚えていけば良いのです。特に数英国は積み重ねの勉強です。
◆くもんの宿題を増やしたい
宿題の量は、まったく個人別です。ただ、あまりに少ない(もしくは全くやらない)と学習したことが定着しにくいことは確か。公文の宿題にどれだけの時間をさけるか、お子さんの持ち時間を整理してみて増やせそうならぜひ増やしましょう。 しんどくなれば減らせば良いのですから。
◆部活で帰宅時間が遅くなる
中学校や高校では、授業の予習や復習、宿題をこなしながらクラブ活動をし、さらに公文の学習を続けるのは大変だと感じるかもしれません。しかし、公文式は高校生になってこそ、大きな成果を実感できるもの。せっかく積み上げてきた学力の貯金をなくしてしまうのは、もったいない。ぜひ、学習を継続してくださいね。豊田みどりの教室では中学生以上は午後9時まで居残り可です。
◆わからないところは何回でも時間をかけてくり返してほしい
なんとか解ける程度で先に進むと、必ずと言っていいほど、あとで行き詰まってしまいます。常にすらすらできる状態で進んでいくことが着実であり、負担をかけない方法です。次の単元に進むべきか復習すべきかの判断基準は、「標準完成時間でできているか」「学習の様子」「ミスの内容」「どの問題で時間がかかったか」などです。さまざまな要素をあわせて、復習するかどうかを考えます。お子さんの意欲を大切に進めてあげたいと思います。
◆集中できない時がやる気のない日は無理にさせない方がよい?
例えばお母さん方も夕食の支度をしたくない日がありますね。お子さん達もその日その日によって状態が異なります。教室学習も同じです。やりたくない日は枚数を減らすとか、おうちの人とやってみるとか、うまく調整してください。「何枚ならできるかな?」お子さんに決定させると良いようです。
◆理科・社会の勉強をどのようにさせたらよいのかわからない
理科も社会もある程度、暗記です。とはいえ、子どもは興味のない事は覚えてくれません。お子さんの好きなことは何でしょうか? まずは、好きなこと、得意なことを突き詰めることから始めたらいかがでしょう。興味をもったことは図鑑やインターネットでさらに調べてみるという子育て習慣で優秀な子に育てられたご家庭もあります。
◆現在、月・火と続けて教室に来ているが、月・土や火・土のように間をあけた方がよいですか?
それぞれ一長一短があります。ご都合に合わせてお選び頂けたらと思います。 月・火と続けての教室学習は効率的ですが、宿題が5日分になります。月・土、火・土だと宿題管理が楽かもしれません。ただ、月曜日は祝祭日に重なった場合の教室は基本的にお休みになりますので、火曜日への振り替えもしくは家庭学習になります。
◆片付けが苦手である
部屋や机の上が汚いというだけで勉強や仕事の効率が下がると言われています。それだけ遊ぶ時間や寝る時間が少なくなります。人間は誰でも1日24時間しかありません。片付けの苦手な子には、まずおうちの方が片付け方のお手本を見せて根気よく教えてあげましょう。
◆仕事のため、土曜日の個人懇談に参加できない
個人懇談は前もってご予約いただければ教室時間以外でしたらいつでも可能です。お電話、メール、口頭で時間をご相談ください。
◆わからないところがあっても自分から質問しにくいようです。
教室には、わかっていても構ってもらいたくてしょっちゅう質問に来るお子さんもいれば、逆に、行き詰っていても自分で抱えこんで物凄く時間がかかってしまうお子さんもいます。手が止まっている子はいないか、困っている子はいないか、指導者・スタッフとも常に注意しております。ご指摘のあったお子さんについては今後、気をつけてあげるようにいたします。
◆5才、勉強の仕方を教えてほしい
吸収力に満ち溢れたT君ですね。子どもにとっては遊びも勉強も同じかもしれません。要はその子が楽しめることが一番。 公文の学習はとてもよくできているので毎日プリントをされるだけでも十分ですよ。今、学習されているたしざん、まだ理論的に説明して理解できるだけの言語理解力がないので、パズルやゲーム感覚で覚えさせてあげると良いと思います。
◆時間がかかり過ぎて宿題をさせるのが大変(親の方が)
毎日の学習時間(くもんタイム)を親子で決めておくことをおすすめします。例えば、夕食の前にくもんタイムを設けるなどして、そのことをご家族の皆さまが意識しておくと、ひとつの環境作りにもなります。複数教科を学習している場合は、教科ごとに朝は算数・数学、夜は国語と分けてみるのもよいかもしれません。「今日は何時何分まで終わるかな? 」最初に約束しておいて時間オーバーなら、時には打ち止めも。その子に合ったコントロール方法を見つけてください。
<あとがき>
アンケート中、個人的にお返事が必要なもの、急な対応が必要なものについては別に対処させて頂きました。
今後とも、お子さんの学習について気になる点がありましたら、いつでもご相談ください。
2018年1月吉日 長沢妙子