教室だよりから


==誌上セミナー==
◆◆優しすぎる母上、考えて!◆◆
       
毎日学習を習慣化する秘訣   (01/3月号より)


Q1.子どもが「眠たい」とか「明日がんばるから」と言ってきたとき、どうしますか?


    その言葉に負けてはいけません。
    子どもは母親がそれに負けるのを体験することにより、「粘れば何とかなる」という、妙な
    成功体験を積んでしまい、結果として、どんどん手のかかる子になっていくんです。


Q2.では、どうすればいいのでしょうか。

     
     子どもがプリントをしたくない本当の理由を見分けることです。

     A.プリントが難しすぎる。
 
    B.からだの具合が悪い。
 
    C.プリントに興味を示さないお母様に対して「私に興味を示して!」の合図かも。


Q3.怠け心への正しい対応とは?


    顔で笑って、心を鬼にしましょう。
    立派な子どもに育てるためです。
    横について、問題を徐々に指差しながら「はい、次・はい、次」とする方が、効果的です。
    テンポがいいと、初めはシブシブの子も集中し始めるのですね。

Q4.すると、子どもは どうなる?


    
妥協しないお母様の姿勢を何度も経験するうちに、子どもの方も いい意味で観念してきます      
    「どっちみち、しないといけないもの」というのがわかってしまうと、徐々にですけど、
    ひと声をかければ、するようになってきます。

Q5.ほかに、注意することはありますか?


    どれほどグダグダ言った後でも、その日がんばってやり抜いたのであれば、
    「眠たいのによくがんばったね。」と抱きしめんばかりにほめるんです。

 
   ここが大切なんですよ。 つまり、「優しさ」と「厳しさ」という相反する両極端をあわせ持って、
    局面によってきちんと使い分けることが大切なのです。

  優しいだけではわがままになるだけですし、厳しいだけでも、人はついてきませんからね。
  現実問題として
我が子はかわいいがゆえに、つい厳しくなるもんです。でも、我が子がわいい
  のであれば普段から ほめ育てをすべきなのです。
 難しい?試行錯誤ですね。

     親としては、子どもの怠けたい気持ちに対しては、徹底して厳しい態度で臨むことです。
     この厳しさが、子どもに自負と自身を植えつけ、少しずつ、「明日に先送りしない人間」に
     育てていくのです。


(公文教育研究会/KIMATA指導員)


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